介護サービス職員の有効求人倍率 15倍超え

(2020/08/20) 厚生労働省(第182回社会保障審議会介護給付費分科会)

訪問介護職の有効求人倍率の高止まりしており、2019年度は、15.03倍となった事を明らかにした。

住み慣れた自宅でできる限り自立した生活を営むという地域包括ケアシステムの構築において、訪問介護サービスは最も重要なサービスの1つであるが、訪問介護の事業所にとって介護サービス職員の確保がいかに難しいかを示す結果。
また、訪問介護員の高齢化も進んでおり、必要な訪問介護サービスの提供ができていない懸念があると危惧されている。
※訪問介護員の60歳以上の割合は39.2%に至る。

厚生労働省は審議会で、介護サービス職員の処遇改善、業務の効率化に向けた具体策を検討していくと説明があり、早急な対応が求められる。

介護サービス職員の有効求人倍率 (出所:厚生労働省)

訪問介護員の年齢構成 (出所:厚生労働省)

第182回社会保障審議会介護給付費分科会