神奈川県では令和7年度、介護現場の生産性向上と職員の負担軽減を目的に「介護ロボット・ICT導入支援事業費補助金」の交付を実施しています。介護ロボットやICT機器の導入にかかる費用の最大4/5が補助されるこの制度は、介護事業所にとって非常に魅力的な支援策です。
■ 補助金の目的と背景
高齢化の進行により介護サービスの需要が増加する一方、生産年齢人口の減少により介護人材の確保が困難になっています。神奈川県では、介護ロボットやICT機器の導入を通じて、介護現場の業務効率化と職場環境の改善を図ることを目的に、本補助金制度を設けています。
■ 補助対象となる事業所
以下の施設が対象です:
- 介護保険法に基づく指定介護サービス事業所
- 養護老人ホーム・軽費老人ホーム(老人福祉法に基づく)
■ 補助メニューと金額
神奈川県の補助金は、以下の3つのメニューから選択して申請できます。
(1)介護テクノロジー等の導入支援
- 対象機器:TAIS(福祉用具情報システム)に登録された「介護テクノロジー」機器
- 補助率:導入費用の4/5(リース・レンタルも対象)
- 補助上限額:
- 移乗・入浴支援機器:100万円/台(最大500万円/事業所)
- 介護ソフト:職員数に応じて100〜250万円
- その他ICT機器:30万円/台(最大500万円)
(2)パッケージ型導入支援
- 対象:複数の介護テクノロジーを組み合わせて導入する場合
- 補助率:導入費用の4/5
- 補助上限額:最大1000万円/事業所
(3)業務改善支援との一体的導入
- コンサルティング会社や「かながわ介護スマート相談室」による支援を受けることが要件
- 補助上限額:48万円(導入支援と併用)
■ 補助対象機器の例
- 見守りセンサー(睡眠・呼吸・離床検知)
- 介護記録ソフト・請求ソフト
- インカム・電子サインシステム
- バイタル測定ウェアラブル端末
- 調理支援ロボット・配膳車
- 通信環境整備(Wi-Fi、ルーター、サーバー等)
※ナースコール単体や通信費は補助対象外です。
■ 申請の流れと注意点
- 申請期間:令和7年10月10日(金)から令和7年10月24日(金)
- 申請方法:電子申請(jGrants)を使用
- 必要書類:見積書、カタログ、導入計画書、研修受講証明など
- 補助対象となるのは、令和7年度内に契約・納品・支払いが完了した機器
※同一目的で複数機器の申請は不可
(例:見守りセンサーA+BはNG、見守りセンサーA+見守りカメラA…可)
■ CareBirdも補助対象に!導入支援も充実
CareBirdの睡眠センサーは、TAISに登録された「介護テクノロジー」として認定されており、本補助金の対象機器です。非接触型で呼吸・脈拍・体動を検知し、夜間の見守り業務を効率化。職員の負担軽減と利用者の安全確保に貢献します。
CareBirdでは、補助金申請に必要な書類作成支援や、導入後の運用サポートも提供しています。
■ まとめ:補助金を活用して介護現場の未来を変える
神奈川県の介護ロボット・ICT導入支援事業費補助金は、介護現場のDXを進める絶好のチャンスです。最大1000万円の補助を活用して、職員の働きやすさと利用者の安心を両立する環境づくりを進めましょう。
CareBirdは、機器の選定から申請支援、導入後の運用までワンストップでサポートします。補助金活用をご検討の事業所様は、ぜひお気軽にご相談ください。
